私の名前の話
こんにちは。相川結月です。
私、相川結月と名乗っておりますが、もちろん本名ではございません。
インターネッツで本名で活動する事=死であるかのように啓蒙されていた時代の人間なので、活動名を考えてそれをもって自分としてインターネッツを楽しんでいるのでございます。
しかし、この相川「結月」という名前。VOICEROIDの「結月ゆかり」を元につけられたのでは?と思われてしまうかもしれません。
ただここではっきりと関係が無いことを先に述べておきます。
それも含めて、この名前をつけた経緯を話そうかなと思っております。
大名前考え時代
私が高校生になったとき、LINEというものが世間に浸透し始めていました。
しかし、そのときすでにインターネッツにどっぷりだった私は、インターネッツのどこかの記事で見た「LINEはセキュリティ的に危険!」みたいな内容をもって、どこかLINEに不信感がありました(今はそんなことないです)。
ただ、LINEをやっていない高校生はあまりに不便過ぎる。いよいよやらねばならないと思ったときに、反骨精神から
「名前を本名以外でやってやる」
というよく分からない行動に出ます。
折しも、本名に若干の飽きを感じていた私は(本名が嫌いなわけでは無いです。ただ飽きてきていた。)
「せっかくなら自分の理想の名前をつけたい」
という子供が出来たときにやるアレを高校時代にやり始めたのです。
条件
名前をつけるときに、どういう名前が良いか条件を考えました。その結果
- 名字はかっこいいと思うもの
- 下の名前は名字っぽくも下の名前っぽくもあるもの
- 男性とも女性ともとれるもの
を条件としました。
これはかねてよりの思想であり、中間的なものにあこがれていた当時の自分を表しています。
はじめからこの条件が決まっていたわけでは無く、なんとなくで考えた名前を使っていた時期もありました。
たとえば
「佐川友朗(さがわともあき)」
とか
「大久保響(おおくぼひびき)」
とか。
そんな時期を経て、前述の条件を考えた結果生まれたのが「相川結月」という名前です。
相川
相川という名字ですが、もうあんまり理論は無いです。ただ
「よくある感じではあるけど、ごつすぎもせず、ありふれすぎてもいない、ちょうどいいかっこよさの名字」
という理由で選ばれました。
今でもこのちょうど良さの名字はほかに無いと思っています。
結月
こちら、下の名前の結月ですが、先ほども言ったように
「結月ゆかり」
を意識したものではありません。少なくとも
「結月ゆかりが好きだからつけるぞ!」
という意思は全くありませんでした。
この名前をつけたのは6年ほど前のこと。わたしが
ゆかり廃
になったのはここ1年弱のことです。
下の名前に関しては先に挙げた
- 下の名前は名字っぽくも下の名前っぽくもあるもの
- 男性とも女性ともとれるもの
を満たすために、いくつか案を出しました。
たとえば
「みずき」
これは友人に下の名前が「みずき」の女性がいたこと、そして「水木一郎」や「水木しげる」などの名字としての用例もあることをもって候補としました。
なかなか「名字っぽくも下の名前っぽくもあるもの」を探すのは難しかったのですが、「男性とも女性ともとれるもの」はいろいろ考えつきました。
葵
とか
これだったら今頃「琴葉葵」好きと勘違いされていたことでしょう。いや、大好きだけども。
そんななか、私は「あたしンち」の弟こと「ユズヒコ」の存在を思い出します。
「ユズヒコって『ヒコ』がついてるから男っぽいけど、『ユズ』自体は結構中性的にとられられるなあ」
と。
そこで私は「ユズ」の音を含んだ名前を考え始めます。
それとは別に、
「創作した名前だし、せっかくだからあえて典型的なかっこよさを狙って『星』だの『月』だのを入れたいな」
という気持ちになってきていました。
その二つの思いが一つになったとき
「結月だ!!!」
この名前が誕生したのです。
そこに結月ゆかりは登場していません。いいね。
ただ、今思うと、脳内に「結月ゆかり」という文字列が一切無かったかというとそうでもない気がします。
当時、ボカロやボイロは一切触れていなかったのですが、なんかの機会で「結月ゆかり」という存在を認識してはいたように思います。
「結月」という名前への決定を、前例があるという認識が後押ししたのだと思います。
さらにこれは「名字としても下の名前としてもありうる」という条件の「名字としての用例」の補強になりました。
そうしてつけられた最強ネーム
「相川結月」
これを曲を作った際のペンネームとして使い始めました。
どうやら一時期
「相川ゆずき」
と、下をひらがなで用いていた期間があるようです。
それはおそらく「結月ゆかりってキャラがいるらしいから、結月をしっかり漢字にしちゃうとそこからとったと思われるんじゃないかな……」
という発想から、少し明言を避けていたのでは?と、当時はそんな気持ちだったように思います。
時は流れ
この名前をつけたのは高校1年生から2年生にかけて。
今や私は大学4年生です。
去年、かねてより続けていたオーケストラも飽きが来て、昔からやってみたかったDTMに本格的に手を出そうと機材をそろえ始めました。その流れで
「そういえば、かつてはファン層に不信感があって避けていたボカロ界隈。今となればそんなファン層も気にせず、純粋な一クリエイターの立場で、いわば創作の実現の道具として、ボカロを使うのもいいんじゃないか?」
と思い立ち、ボカロの購入を決意します。
ただね、そのときはすでにVOCALOID5。あれ参入障壁がちょっと高いんですよね。
ちょっと思い立ってから購入まで(金銭的な理由で)時間が空いたのですが、その間にどのボイスパックを購入するか……というのをいろいろと考えていました。
その頃にはすでに動画投稿サイトとかでよく目にしていた琴葉姉妹を購入済みだったので、AHSの存在はかなり認識していました。
当然、結月ゆかりも、紲星あかりも知っていました。
「時は来たのか。」
いよいよ、相川結月と、結月ゆかりが、名前で結びついた瞬間です。
名前つながりで、最初に買うのはゆかりさんにしよう。ついでにあかりちゃんも買おう。
思い込みってすごいね
それからは、名前の親近感からゆかりさんのことを特に気にかけるようになります。
そうするうちに、自分が「スレンダーで否応なく顔が良い女」キャラがドンピシャであることに気づきました。(おしりとかはしっかり肉付きが良い結月ゆかりも良いけど、全身細い方がすき)
周りには素晴らしいゆかりさん創作が潤沢にあります。だとすれば
「ゆかり廃ロード一直線」
もう、そうするしか無かったんですね。
因果関係としては、
この名前に結月ゆかりは関係ないけど、私が結月ゆかりが好きすぎるのには私の名前が影響を与えてる。
というのが正しいです。
これからも、すこっていけ。結月ゆかり。
ありがとう。