月ノ美兎イメージソング「Moon!!」のオマージュ性をコード進行から見る。
- 出会い。
- そもそも何のオマージュなのか?
- コード進行
- イントロ1(1~7小節目)
- イントロ2(8~15小節目)
- Aメロ(16~31小節目)
- Bメロ(32~41小節目)
- サビ(42~58小節目)
- アウトロ(59~67小節目)
- まとめ
恥ずかしながら筆者はアイドルマスターシリーズに精通していないので、わかる人からは当たり前のように思われることをさも新発見のように語る部分もあると思いますが、温かい目で見守ってください……
出会い。
今年の2月の中頃、それは私に大きな衝撃を持って迎えられた。
2次元で動く美少女。清楚な見た目から次々と繰り出されるサブカル発言。グダグダの実写Flashゲーム……
「……なんだこれ。」
困惑。しかし、あたかも私が歩んできたインターネットの歴史をともに振り返るような懐かしさとがそこにはあった。
そう。にじさんじ公式バーチャルライバーの月ノ美兎である。
彼女の人気が広まった頃の3月12日。ニコニコ動画にある一つの動画が投稿される。
私は委員長が歌う用のインストのリンクが動画説明文に貼ってあるのを見て「VTuberのファンとの交流の形」の可能性を感じて感心しつつ、動画を再生した。
……クオリティ高くね?
委員長の声素材を使って歌わせているその曲は、その歌詞は、想像を超えるクオリティだった。なにより「すごくそれっぽい」ところに興味がわいた。
ふつうクリエイターに「○○に似てる」とか「△△っぽいね」と言おうものなら5年間丑の刻参りで呪われ続けた上で無理心中させられる位の重罪になるのだが、この曲は「あえて似せてる」つまりオマージュ性がある。
本記事ではそんなこの曲のオマージュ性をコード進行の観点から見ていきたいと思う。
なお、この記事を作成するにあたり、作詞作曲のiruさんに楽譜と歌詞の掲載を許可していただきました。この場で感謝申し上げます。
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